SDGsの取り組み

美嶋丸は海に携わる活動を通して SDGs 活動に取り組んでいます。

SDGs( 持続可能な開発目標 )とは

持続可能な開発目標( SDGs )とは、2001年に策定さ れたミレニアム開発目標( MDGs )の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない( leave no one behind )」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進 国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。(外務省 HP より引用)

美嶋丸のSDGsアクション

『美嶋丸自身の SDGs 』

昆布養殖からアワビ養殖までの活動を通して「 14: 海を守ろう」に取り組み、さらにそのアワビ をパートナーである旅館や飲食店に供給する活動 (SDGs の価値連鎖 ) を通して「 17: パート ナーシップで目標を達成しよう」に貢献すること。これらを、美嶋丸自身の SGDs 活動と捉えています。

『始まりは、海洋環境の改善プロジェクトだった?』

皆さんは「磯焼け」をご存じでしょうか? 近年の海水温上昇の影響で海藻類の成長が阻害され、悪化した海域では岩場がむき出しになる現象です。その様子は、海の砂漠と言ったところでしょうか。海藻類が豊かに茂ることで海水中の微粒子を「ろ過」する機能が働くのですが、磯焼けした海ではその浄化作用が失われて、汚れて淀んだ海となってしまいます。また、小魚たちの隠れ家が失われることで、その小魚を餌とする大型の魚類も住みつかなくなると言った連鎖的な環境悪化が生じます。海藻類は豊かな海の土台なのですね。

但馬沿岸で昆布を養殖するプロジェクトは当初、地元民間企業でつくる「日本海但馬海を考える会」が磯焼け対策としてはじめたのがきっかけです。もともと栄養豊かな香住の海で昆布は悠々と育ち、養殖場に昆布の林ができあがりました。結果、「カサゴやメバルなどの魚類が増えた」という声が、地元の浅海漁師などから聞かれるようになりました。

その昆布の有効利用法を県の栽培漁業センターの支援をうけ模索した結果、「この昆布をアワビに食べてもらおう!」というアイデアが生まれたのです。こうしてチャレンジしたアワビ養殖ですが様々な試行錯誤・工夫を経て、旅館や飲食店、さらに家庭向けとしても安定供給できるシステムとして完成しました。

関連するSDGs アクション

Step1. 昆布養殖・アワビ養殖

磯焼け対策、海の環境改善

但馬沿岸で昆布を養殖し磯焼けから海を守るプロジェクトを開始。栄養豊かな香住の海で昆布・わかめを育て海藻類の成長を促します。海藻類が豊かに茂ることで海水中の微粒子を「ろ過」する機能が働き、その結果豊かな海と豊富な資源を作ります。

Step2. 飲食店へのアワビ供給

SDGs の価値連鎖

養殖により収穫した昆布を有効利用するべく、昆布を餌に育てるアワビ養殖を開始。地元の旅館や飲食店には季節を問わず安定して供給できるシステムを確立し、また「昆布を食べて育てるあわび」は香住の名産品としてふるさと納税の返礼品としても人気となっています。

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